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運転中に事故を起こしてしまったら

壊れた白い車

まず落ち着こう

海外で生活しているときに、車の運転をしていて交通事故を起こしたら、どうすればいいのでしょうか。
慣れない海外での事故は精神的なショックが大きいと思いますが、冷静な判断が求められます。

事故を起こしたら、まずは冷静になりましょう。
パニックになると判断や対応を間違うことがあります。
落ち着いて車を安全な場所に移動させ、後続車などがいないかを確認して、ゆっくりと車から降ります。
そして、自分も含めけが人はいないかを確認し、けが人がいる場合は必要ならすぐに救急車を呼んでください。

警察に連絡を

次に警察を呼びます。
現在の場所や事故の状況を電話で伝えましょう。
そして、双方が特にケガをしておらず意思疎通ができる状態なら、必要な事項を確認していきます。
確認事項は、主に次の4点です。
まず、事故の状況と車の損傷具合。
2つ目は、お互いの運転免許証。
3つ目は、お互いの車両登録証。
4つ目は、双方の自動車保険証です。

車両登録証と自動車保険証は車に常に備えておくことと決められています。
しかし、なかには保険に加入していないドライバーもいます。
このような場合は、賠償金などで揉めることもあるので注意が必要です。

これらの情報確認を行うときは目で見るだけでなく、写真を撮影して後になっても確認できるようにしておきましょう。
手書きで名前や住所をメモすると、間違えやすいので、スマートフォンなどで写真をとっておくと安心です。

信頼できる保険会社を選ぶことが大切

事故を起こしたときには責任の所在を明らかにしないことも大切です。
日本人は思わず、スイマセンと言ってしまうことも多いのですが、安易に謝りの言葉を発すると、自分が悪くなくても自分の非を認めたと解釈されて振りになることがあります。
相手が興奮して、お前が悪い!と詰め寄ってくることもありますが、それについては後で話し合いましょうと、冷静に対応してください。
そして話し合いは自分がするのではなく、保険会社の担当者に任せましょう。

警察が現場に到着したら、事故の状況を説明してください。

次に、自動車保険の会社に連絡します。
事故の状況、相手の氏名や住所など必要事項をくわしく伝えます。
この後は、保険会社同士の交渉となります。
交渉の結果は、後日連絡してきてくれます。

車が損傷した場合は、修理が必要となります。
見た目は何ともない場合でも、車にダメージが加わっていますから、念のために点検することをおすすめします。
保険会社が自動車修理店を紹介してくれますが、海外では日本のようにスムーズに物事が運ばないことも少なくありません。
代車を用意してくれない、修理に時間がかかるなど、イライラすることもあるので、信頼できる保険会社を選びましょう。

また後遺症が残るような損害や、死者が出るほどの大きな事故の場合は、弁護士に相談することも考えてくださいる
弁護士への相談も含めて、保険会社が必要なことを指示してくれると思いますが、何をすればいいのか、自分からも必ず確認しましょう。

海外での交通事故は、何かと苦労がつきものです。
事故を起こさないよう、安全運転を心がけ、無理な運転はしないようにしましょう。