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住み始めて気付く、ゴミの分別やルールの違い

ごみを処分するスーツの男性

国によって異なるゴミ出しの方法

日本でもゴミを分別して出しますが、諸外国でもゴミ出しのルールがあります。
日本ほど分別に厳しくない国もあれば、日本以上に分別に厳しい国もあり、分別やゴミ出しのルールはさまざまです。

今回はドイツ、フランスのゴミ出し事情についてみてみましょう。

細かい分別が必要なドイツ

ドイツはエコ先進国で、ゴミの分別も厳しいことで知られています。
ドイツではゴミを8つに分類します。
1つ目は、再利用できる紙です。
ノート、メモ帳、コピー用紙など、再利用できる紙です。

2つ目は、再利用できない紙。
油汚れを拭いたキッチンペーパーや、ティッシュペーパーなど再利用できない紙です。
再利用できるかできないかで迷うことがあるので注意が必要です。

3つ目は、プラスチックや食べ物の容器など。

4つ目は、ペットボトル、ビール瓶などです。
ペットボトルやピール瓶は、スーパーなどの商店で換金してもらえます。

5つ目は、ビール瓶以外の空き瓶
換金してもらえない空き瓶は、こちらの分類になります。

6つ目は、生ゴミです。

7つ目は、衣類や靴など。
町中に、不要になった衣類などを捨てるリサイクルボックスが設置されています。

8つ目は、粗大ごみです。

3つに分別するフランス

フランスでは黄色い蓋のゴミ箱、白い蓋のゴミ箱、緑の蓋のゴミ箱の、3種類のゴミ箱があります。
一般的なゴミはこの箱に入れておくと、ゴミ収集車がゴミを回収してくれます。

黄色い蓋のごみ箱には、リサイクルできるゴミをいれます。
紙やプラスチック、段ボール、缶、ドライヤーなどの小型の電化製品など。
こちらはゴミ袋に入れずに、そのまま容器に入れて捨てます。

白い蓋のゴミ箱には、ガラス製品を入れます。
アパートによっては、この色のゴミ箱が設置されていないところもあります。
このような場合は、町中などに設置されているガラス製品集積箱に捨てます。
このほか、衣類や靴、寝具など使わなくなったものを捨てるリサイクルボックスもあります。

緑の蓋のゴミ箱には、リサイクルできないゴミをいれます。
つまり、黄色い蓋や白い蓋に入れるもの以外のゴミを捨てる箱なのです。
こちらはゴミ袋に入れてから捨てます。

ゴミ箱はアパートの1階に設置されており、可燃ごみはいつでも出せますが、地域によってはごみ出しの日が決まっていて、その日以外のゴミ出しはできないこともあります。
また、廊下などの共有部にゴミ袋に入れたゴミを置いておくのはマナー違反になるので、注意しましょう。

ゴミ出しは、国や地域によってルールが異なります。
ゴミ出しのルールを守らないと、周囲の人に迷惑になります。
引っ越したら、まずはゴミ出しのルールを確認することが大切です。